インフィニオンの車載MCUの柱であるAURIXシリーズの最新世代となるAURIX TC4xは、高度な並列処理と精度の高いリアルタイム制御機能を備えている。データ転送速度で最高5Gbpsのイーサネットをサポートし、堅牢なデータルーティングが可能だ。
同製品はニューラルネットワークベースのコントロールなど、AIを用いたさまざまな機能を活用できる。また、世界各国の基準を満たし、2030年代の実用化が予想される量子コンピュータからのハッキングに備えたPQC(耐量子計算機暗号)にも対応する。
インフィニオン エグゼクティブ バイス プレジデント(EVP) 兼 オートモーティブ チーフ セールス オフィサー(CSO)のピーター・シェイファー氏は「カメラベースの安全技術を開発してきたスバルと、仕様検討の初期段階から議論を重ねることで、スバルの要求にマッチして最適化された製品(AURIX TC4x)を提供できた」と強調する。
インフィニオンは今回の協業を通じて、複数の機能を1つのコントローラーに統合していく将来のSDVの要件や、次のステップについて学ぶことができると捉えている。今後同社は、レーダーセンサーや次世代MCU、インテリジェントな電力分配システムなどの開発を進める。これにより、エネルギー効率の向上やワイヤーハーネスを削減してコスト削減につなげていく。
シェイファー氏は「SDVのトレンドであるドメインアーキテクチャやゾーンコントロールアーキテクチャの導入により、システムの複雑性を下げてアップデートを容易にしていく」と述べている。
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