IDC Japanは、国内と世界の企業におけるIT投資の予算動向を比較した調査結果を発表した。国内および世界の企業は、いずれもDXやAIを推進するためのインフラ構築、運用への投資を優先していることが分かった。
IDC Japanは2025年3月17日、国内と世界の企業におけるIT投資の予算動向を比較した調査結果を発表した。
同調査によると、国内および世界の企業は、いずれもDX(デジタルトランスフォーメーション)やAI(人工知能)を推進するためのインフラ構築、運用への投資を優先していた。経済環境がどのような状況であっても「インフラ/IT運用の最適化」「AIおよび自動化」「データ/アナリティクス」「セキュリティ/法令順守」に対する投資意向が強い。
また、国内企業では上記のIT投資と並行して、基幹システムの改善を重視しており、基幹業務アプリの移行などへの予算確保に向けた意欲の高さがうかがえる。世界全体では、構築した基盤について、CX(カスタマーエクスペリエンス)を向上するための投資意向が高いことも明らかになった。
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