富士電機は、搭載機器の消費電力量を削減する第3世代小容量IPM「P633C」シリーズを発売した。電力損失と電磁ノイズのトレードオフ特性を改善している。
富士電機は2023年7月11日、搭載機器の消費電力量を削減する第3世代小容量IPM「P633C」シリーズを発売した。
スイッチングで生じる電力損失を低減するためにスイッチングを高速化すると、電磁ノイズが増える。P633Cシリーズは、電力損失と電磁ノイズのトレードオフ特性を改善。最新の第7世代IGBT/FWDチップを採用し、従来製品と比べて電力損失を10%、電磁ノイズ(10MHz帯域の場合)を約3分の1に低減した。
ラインアップは8種類を用意する。定格電流10A、15A、20A、30Aで、それぞれ過熱保護自己停止機能ありと機能なしの2種がある。定格電圧は全て650Vで、パッケージサイズは43×26×3.7mmとなっている。
家電製品のインバーターや工作機械用のサーボシステムに適用することで、搭載機器の消費電力量削減に貢献する。
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