「Offersデジタル人材総研」が、ChatGPT利用経験者を対象にしたレポートを発表した。90%がChatGPTにポジティブな印象を持っていた。また、デジタル人材の働き方がAIに代替されることについて、「影響がある」と52%が回答した。
overflowが運営する「Offersデジタル人材総研」は2023年4月17日、「デジタル人材の意識調査レポート ChatGPTが与える業務への影響」を発表した。同調査は、ChatGPTの利用経験があるOffers登録者305人を対象とした。
まず、ChatGPTをいつから使っているか尋ねたところ、43.0%が「2022年11月〜2023年1月(テスト版リリース、ユーザー100万人突破)」と回答した。次いで「2023年2月(ChatGPT Plusが日本で申込み可能に)」の30.5%、「2023年3月ごろ(GPT-4)」の23.6%となっている。
ChatGPTを何に使ったかのトップ3は、1位「業務上の調べ物」(62.3%)、2位「プライベートの調べ物」(55.1%)、3位「試しに使ってみた」(39.3%)だった。「業務上のメッセージ作成」(29.2%)や「業務上のプログラムの作成」(27.9%)、「業務上のドキュメント作成」(23.0%)と、業務での利用を模索している動きも確認できた。
次に「ChatGPTへのイメージ」を尋ねたところ、「非常にポジティブ」が51.5%、「ややポジティブ」が38.7%となり、90.2%がポジティブな印象を持っていることが分かった。
前問でポジティブと回答した人に、どのような点に期待するかを尋ねたところ、1位は「効率化、自動化がすすむ」(84.7%)、2位「自身の仕事が楽になる」(58.5%)、3位「生活が便利になる」(52.0%)となった。
また、「ChatGPTや対話型AI(人工知能)の登場で、あなたの働き方は変わりましたか」と尋ねたところ、40.7%が「業務で新しいアプローチができた」と回答し、36.1%が「既存の業務が改善された」と回答した。
続いて、ChatGPTの発展を受けて、デジタル人材の働き方はAIに代替されると思うかと尋ねたところ、「大きく影響がある」が24.3%、「やや影響がある」は28.5%となり、52.8%が「影響がある」と考えていることが分かった。
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