ニレコは、段ボールや封筒製造装置用向けに、新型のり付け検査装置「グルーモニタGM7」を開発した。従来機の性能を一新しており、高速対応、高性能、操作性の高い検査システムを提供する。
ニレコは2023年2月17日、段ボールや封筒製造装置向けに、新型のり付け検査装置「グルーモニタGM7」を発表した。従来機の性能を一新しており、高速対応、高性能、操作性の高い検査システムを提供する。
のり付け検査システムは、カメラが捉えたライン上ののり付け画像から、のり付けの長さ、位置などの各種情報を検査する。GM7は、同社の従来機「グルーモニタGM6600」の性能を引き継ぎつつ、抜本的に改良。各種バーコードへの対応に加え、バーコードの自動判別機能により、異品種混在ラインでも利用できる。検査速度をGM6600の2.5倍に高速化し、最大300m/分のラインに対応する。
カメラの接続台数は従来機と同様に最大6台としつつ、高解像度化した。1台当たりの検査エリアは、4エリアから6エリアへと拡大した。
また、自動設定機能により、撮像画像から表示位置、一視野、カートンサイズ、のり位置、バーコード位置などを測定し、自動で各種設定を実施する。操作画面も一新しており、操作性が大きく向上している。
外形サイズは210×335×290mmで、重量は10.5kg(モニター除く)。対象物の素材は、板紙やポリラミネート紙、段ボール、各種印刷紙。のり付け面に印刷がされてないことが条件となっている。
入力電源はDC24Vで、検査長は10~2000mm。JAN、EAN、UPC、Code128/39/93、IBIS、ITF、QRコード、CODABAR、GS1データバー標準型と拡張型(多層型除く)のバーコード検出に対応する。
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