オムロンは、オムロン ソーシアルソリューションズの100%子会社であるオムロン ソフトウェアをオムロン デジタルへと社名変更すると発表した。
オムロンは2025年8月6日、オムロン ソーシアルソリューションズの100%子会社であるオムロン ソフトウェアを同年10月1日付でオムロン デジタルへと社名変更すると発表した。同社を社長直下の戦略子会社として、オムロングループ全体のデジタル戦略を強化、加速させる。
オムロン デジタルは「デジタル技術でソーシャルニーズを創造する」をミッションに掲げる。社会的課題の解決に向け、さまざまなパートナーとの共創を通じて、ソフトウェア開発の強化に加え、グループ全体のデータソリューション事業の拡大およびユーザーのDX(デジタルトランスフォーメーション)/AI(人工知能)活用を推進する。
戦略子会社は、これまでのオムロングループにはなかった位置付けだ。オムロンは今回の取り組みについて「長期ビジョン『Shaping the Future 2030』に基づいたグループ全体の事業競争力を引き上げる中核的な取り組みになる」としている。
オムロンでは2023年に製造設備の機器データを高速で時系列に統合する技術を持つソルティスターに出資し、医療データサービスを手掛けるJMDCを子会社化するなど、データソリューションビジネスの拡大に向けて動いている。
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