公開されている資料を見ると、プラットフォームは興味深い構造です。新型クラウンのプラットフォーム名は「TNGA Kプラットフォーム」で、前後の足回りは「SUVプラットフォーム」、キャビンは「SDNプラットフォーム」を組み合わせた構造となっています。クラウン(クロスオーバー)以外の3モデルではどのように構造が変わるのか、気になりますね。
さて、クラウン(セダン)やクラウン(スポーツ)、クラウン(エステート)についてはあまり情報が明かされませんでした。開発した順番はクロスオーバー→セダン→スポーツとエステートで、販売の順番も同様になると社長の豊田章男氏はほのめかしていました。
クラウン(クロスオーバー)以外の3モデルのパワートレインについても、現時点では分かっていません。トヨタのミッドサイズ・ビークルカンパニー プレジデントである中嶋裕樹氏は「地域やお客さまのニーズに応じて、フラグシップとして、カーボンニュートラルやファントゥドライブの面でふさわしいものを用意する」とコメントしました。
パワートレインについては、見逃せないヒントもあります。SNSでたくさんの人が見つけていましたが、トヨタが2021年12月に披露したEV(電気自動車)のコンセプトカーの中にクラウン(スポーツ)と全く同じに見えるクルマがあるのです。パラレル方式のHEV、EVと来るのであれば、FCV(燃料電池車)の進化も期待したいですよね。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.