BlackBerryは、リアルタイム組み込みハイパーバイザー製品の最新版「QNX Hypervisor for Safety 2.2」の提供を開始した。医療機器用ソフトウェアの最高機能安全基準など、複数の認証を取得している。
BlackBerryは2022年5月13日、安全認証を取得した、リアルタイム組み込みハイパーバイザー製品の最新版「QNX Hypervisor for Safety 2.2」の提供を開始した。安全認証を取得した医療機器やアプリケーションを、迅速に市場投入できるようになる。
同製品は、自動車向けの機能安全性基準「ISO 26262 ASIL D」、電子システム向けの「IEC 61508 SIL3」基準の認証を取得。これらに加え、医療機器用ソフトウェアの最高機能安全基準「IEC 62304 Class C」認証も取得している。
IoT(モノのインターネット)の進展に伴い、医療機器や病院でもサイバーセキュリティのリスクが高まっている。医療業界のサイバーセキュリティ対策に関し、日本では厚生労働省による通達や、国際医療機器規制当局フォーラム(IMDRF)発行の「Principles and Practices for Medical Device Cybersecurity(医療機器サイバーセキュリティの原則及び実践)」をガイドラインに取り入れるなど、安全規制が強化されている。
医療機器を含む主要な業界規格の事前認証を取得したQNX Hypervisor for Safety 2.2により、組み込み開発者は安全性やセキュリティ、信頼性に特化して設計したソフトウェア基盤を入手可能になる。
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