ヤマザキマザックは、中大型ワークの重切削加工に対応する、立形マシニングセンタ「VCN-460」「VCN-600」の販売を開始した。積載可能なワークサイズの拡大や1万2000回転/分の主軸を搭載するなど、重切削加工能力が向上している。
ヤマザキマザックは2022年4月12日、中大型ワークの重切削加工に対応する、立形マシニングセンタ「VCN-460」「VCN-600」の販売を開始した。
VCN-460、VCN-600は、従来機よりY軸ストロークとテーブルサイズを伸長し、積載可能なワークサイズを拡大。1万2000回転/分の高トルク主軸を搭載することで、重切削加工能力を向上している。オプションで1万8000回転/分の高速主軸を用意しており、アルミニウム加工や金型加工の高効率加工にも対応する。
両モデルに搭載するCNC装置は、「MAZATROL SmoothEz」「MAZATROL SmoothG」の2タイプから選択できる。最新のMAZATROL SmoothEzは、表示画面のカスタマイズ機能など操作性に優れており、CAMソフトウェアと高度に連携できるため、作業効率が向上する。
また、自動化ニーズに対応する多様なオプションを用意。協働ロボット自動化セル「Ez LOADER」シリーズと接続するなどして、工場のレイアウトや生産数に応じた自動化システムを構築できる。
金型や自動車部品など幅広い分野で、加工部品の大型化や高精度化ニーズが高まっている。両モデルはそれらの加工ニーズに対応するとともに、潤滑油材の消費量や消費電力を従来機よりも削減することで、環境負荷の低減にも貢献する。
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