切削加工機のオプションとして自動プログラミングサービスの提供開始FAニュース

山善は、同社が取り扱う切削加工機のオプションとして、自動プログラミングサービス「COMlogiQ」の提供を開始した。3Dモデルをアップロードするだけで加工プログラムを自動で作成でき、人的リソースの有効活用に寄与する。

» 2022年02月16日 07時00分 公開
[MONOist]

 山善は2022年1月26日、同社が取り扱う切削加工機のオプションとして、自動プログラミングサービス「COMlogiQ(コムロジック)」の提供を開始した。COMlogiQは、2021年5月に販売業務提携契約を締結したHILLTOPと、そのグループ会社ThinkRが開発したものだ。

キャプション 自動プログラミングサービス「COMlogiQ」の提供開始[クリックで拡大] 出所:山善

 COMlogiQは、3Dモデルをアップロードするだけで、加工プログラムを自動で作成できる。人によるプログラミング業務を削減し、人的リソースを新製品開発などのより生産性の求められる業務に振り分けられるようになる。

 大手建機メーカーや電機メーカーなど、5軸切削加工機でアルミ、樹脂部品の試作や多品種小ロット生産をしており、「NCプログラム」の作成が業務負担となっている企業をターゲットに展開する。

 松浦機械の5軸切削加工機「MX330」などを手始めに、オプションとしてCOMlogiQの提案、提供をしていき、順次、対応メーカーや機種を拡大する予定だ。山善の機械事業部が全国の販売店を通じて提供し、機械を導入する生産現場の人手不足解消や、生産性の高い業務へのシフトに寄与する。

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