日立インダストリアルプロダクツは、IoT対応産業用コントローラー「HF-W2000/IoTモデル58/55/50」「HF-W400E/IoT」を発売する。産業用コンピュータとPLCを統合し、生産ラインや製造装置の監視、制御とデータ収集を1台に凝縮する。
日立インダストリアルプロダクツは2021年6月29日、IoT(モノのインターネット)対応の産業用コントローラーの新モデル「HF-W2000/IoTモデル58/55/50」「HF-W400E/IoT」を同年7月に発売すると発表した。生産ラインや製造装置の監視、制御およびデータ収集に1台で対応する。
「HF-W/IoT」シリーズは、産業用コンピュータとPLCを統合し、制御設備と情報システムをシームレスに連携する。Windows環境とソフトウェアPLCのリアルタイム環境がそれぞれ独立して並行稼働するため、1台で情報処理とリアルタイム制御を同時に実行できる。
最新のHF-W2000/IoTモデル58/55/50は、デスクトップ型で、CPU性能や拡張性に優れる。HF-W400E/IoTは組み込み型で、従来モデルの「HF-W100E/IoT」に比べて高いCPU性能とストレージ容量を備える。
同シリーズに搭載するソフトウェアPLCは、IEC61131-3準拠のプログラミング言語に対応し、国際標準のPLC用プログラミング言語でコーディングできる。また、オープンでプラットフォーム非依存なOPC UAサーバ機能、EtherCATマスタを搭載。EtherNet/IP、PROFINET、Modbus、FL-netなど、各種フィールドネットワークにも対応する。
外形サイズは、HF-W2000/IoTモデル58/55/50が93×356×325mm、HF-W400E/IoTが285×249×50?。UL、CSA、CEマーキング、KC、CCC、BSMIなど海外の安全規格を取得している。
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