制御規格の作成、維持に必要な時間を短縮するアプリケーションFAニュース

Rockwell Automationは、制御規格の生成、カスタマイズ、維持が可能なアプリケーション「ProposalWorks Standards Builder」を発表した。プロジェクト設計から調達、試運転までをトータルで実行し、制御規格や仕様維持に必要な時間を短縮する。

» 2020年07月07日 07時00分 公開
[MONOist]

 Rockwell Automationは2020年6月4日、エンドユーザーによる制御規格の生成、カスタマイズ、維持が可能なアプリケーション「ProposalWorks Standards Builder」を発表した。

キャプション 「ProposalWorks Standards Builder」の製品イメージ 出典:Rockwell Automation

 制御規格の作成や維持には、人手や時間がかかる。また、電気コード、製品ライン、レファレンスアーキテクチャのコンテンツなど制御規格の情報を公開した後は、ライフサイクルステータスの変化や製品の陳腐化に気付かない可能性がある。

 同アプリケーションは、プロジェクトの規格を文書化したり、改訂履歴をたどったりと、プロジェクトの設計から調達、試運転までをトータルで実行できるため、制御規格や仕様を維持するために必要な時間を短縮する。

 アプリケーションは、同社のProposalWorksツールから起動する。ユーザーは詳しい仕様書や標準部品表(BOM)を出力して、サプライヤーを含む他のメンバーと共有し、製品設計や部品の選択に活用できる。

 システムが高度に標準化されることでスペアパーツが少なくなり、トレーニングが減るほか、設計の信頼性が向上する。多様な製品ラインや製品を簡単に追加でき、製品の可用性が高まり、設計や構築の際にサプライヤーとの調整がしやすくなる。

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