オリックス・レンテック、NEC、NECプラットフォームズは、ロボットシステムインテグレーター事業での協業に合意した。ロボット導入の多様化するニーズに対応していく。
オリックス・レンテックは2020年1月20日、NECおよびNECプラットフォームズと、ロボットシステムインテグレーター事業での協業に合意したと発表した。
協業により、ロボット導入のコンサルタントから稼働分析まで提供できる体制を整え、多様化するニーズに対応していく。初期投資負担の軽減を考慮した総合的な提案だけでなく、既にロボットを導入しているユーザーにもITサービスを提供するなど、広範な業界で生産ラインの自動化を支援する。
オリックス・レンテックは、2016年よりロボットレンタルサービス「RoboRen」を開始し、製造業や物流業などでロボット導入を支援している。NECは、NECプラットフォームズのロボット導入ノウハウを生かし、コンサルティング、システムの構築、稼働状況の見える化や分析といったITサービスを包括的に支援する「ロボット導入トータルサポートパッケージ」を提供している。
生産ラインでのロボットのニーズは高まっているが、ロボット選定や既存生産ラインの再設計、導入効果の測定などを自社のみで行うのは難しく、普及の障壁になっている。3社の協業によりこれらの課題を解決することでロボットの利活用を促進し、幅広い業界での人材不足の解消や生産性向上を目指す。
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