垂直多関節ロボット新シリーズ、新型コントローラー「RC9」と組み合わせFAニュース

デンソーウェーブは、垂直多関節ロボット新型「VM」シリーズと、新たに「VL」シリーズを開発し、2020年7月に販売を開始する。VLシリーズは同社ロボット最大の可搬質量40kg、最長のアーム長2503mmを有する。

» 2020年01月27日 07時00分 公開
[MONOist]

 デンソーウェーブは2019年12月13日、垂直多関節ロボットの新型「VM」シリーズと、新たに「VL」シリーズを開発し、2020年7月に販売を開始すると発表した。VLシリーズは同社ロボット最大の可搬質量40kg、最長のアーム長2503mmを有する。価格はオープンだ。

キャプション 「VM」シリーズと「VL」シリーズ(クリックで拡大) 出典:デンソーウェーブ

 VMシリーズは、1800、1500mmのアームリーチ、最大可搬質量25kg。機内配線によるフルカバー構造で標準仕様に加え、防塵防滴性(IP67)、クリーン度(ISOクラス5)の仕様により、さまざまな環境下で使用できる。

 ユーザー配線、配管、バルブを充実させており、EtherCATの機内配線を加えてロボットアーム上に多様なセンサー、デバイス装着できるため、ロボットの配線、配管の引きまわし問題を解決する。

 VLシリーズは、パレタイジング、検査、移載、搬送、梱包などの工程にも活用できる。また、悪環境下でも使用できる防塵防滴性(アーム:IP65、手首:IP67)を備えている。

 VM、VLシリーズは、新型コントローラー「RC9」と組み合せて商品化する。RC9の内蔵PLCにより設備全体を統合制御することで、シンプルな設備を構築できる。さらに、新開発のソフトウェア「WINCAPS Plus」の3D Visual Programmingを使用することで、プログラミングが簡単にでき、システムを短時間で立ち上げられる。

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