Universal Robotsは、可搬重量16kgの協働ロボット「UR16e」を発売した。リーチが900mmで、位置繰り返し精度が±0.05mmの能力を備え、重量物の搬送やハンドリング、マシンテンディングなどの自動化の用途に適している。
Universal Robotsは2019年9月17日、可搬重量16kgの協働ロボット「UR16e」を発売した。同社の「e-Series」を基に開発したもので、リーチが900mm、位置繰り返し精度が±0.05mmの能力を備える。重量物の搬送やハンドリング、マシンテンディングなどの自動化の用途に適している。
プログラミングや生産設備への統合が容易で、開梱から取り付け、プログラミング、作業開始まで1時間かからない。設置面積が小さく、900mmの長いリーチを生かして、生産を中断することなく迅速に製造現場の自動化を促進する。
また、人に代わって16kgの重量物の作業を自動化できるため、重量物の搬送に伴う生産性向上や作業中に起こるけがの削減、ダウンタイム短縮に貢献する。堅牢で信頼性が高く、精密な繰り返し精度を備える。これにより、作業の正確さを損なうことなく、複数部品のハンドリング、CNC、マシンテンディングの自動化に活用できる。
力、トルクセンサーを内蔵し、停止時間と停止距離の調整など設定可能な17の安全機能と、使いやすいプログラミングを備える。安全基準のEN ISO 13849-1、カテゴリー3 PLd、EN ISO 10218-1に準拠する。
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