防塵、防滴仕様タイプの人協働ロボット、液体の混入用途などで活用:FAニュース
安川電機は、人協働ロボット「MOTOMAN-HC10DT防塵・防滴仕様タイプ」を発売した。ちりやほこり、液体などへの耐環境性を向上させ、全軸が防塵、防滴保護等級でIEC規格IP67となっている。
安川電機は2019年7月9日、人協働ロボットの新ラインアップとして「MOTOMAN-HC10DT防塵・防滴仕様タイプ」を発売した。液体の混入などが想定される過酷な環境に導入できる。
可搬質量は10kg、最大リーチは1200mmで、ちりやほこり、液体の混入などが想定される過酷な環境に導入できる。ロボット先端部には、コネクターを設置。直接ロボットハンドなどのツールを取り付けられる。
標準仕様のMOTOMAN-HC10DTに比べて耐環境性を大幅に向上しており、全軸でIEC(国際電気標準会議)規格のIP67の防塵、防滴構造を採用。表面はアクリルウレタンを塗装し、先端フランジの材質にステンレスを使用しているため、水洗が必要な用途にも対応する。
また、ロボット先端部のコネクターによってツールを直接取り付けられるため、セットアップ時間を短縮できる。ロボット内蔵ケーブルには、ロボット先端へのカメラ搭載などに便利なEthernet用ケーブル内蔵タイプを用意した。
「MOTOMAN-HC10DT防塵・防滴仕様タイプ」 出典:安川電機
ロボット先端部にコネクターを配置(クリックで拡大) 出典:安川電機
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