「自動運転ラボ」が、自動運転関連の求人数についての調査結果を発表した。主要な6つの転職サイトに登録された自動運転関連の求人数は、2018年末時点で1万675件だった。前回調査との比較では、約半年間で倍増していた。
モビリティ業界の情報を発信する「自動運転ラボ」は、2019年1月9日、自動運転関連の求人数についての調査結果を発表した。
調査対象は、「Indeed」「doda」「リクナビNEXT」「マイナビ転職」「ランスタッド」「エン転職」の6つの転職サイト。それらのサイトで、自動運転関連の登録求人数を調べたところ、1万675件だった(2018年末時点)。2018年5月の前回調査で対象だった、「Indeed」以外の5サイトを見ると、前回から627件増えて1407件と倍増している。
また、フリーワード検索にて「自動運転」で表示される求人数を比較したところ、6サイト中、登録求人数が最も多かったのは「Indeed」で9250件だった。続いて、「doda」が1106件、「リクナビNEXT」104件、「マイナビ転職」84件、「ランスタッド」70件、「エン転職」43件となっている。
前回調査の対象外だった「Indeed」を除いて、前回からの伸び率は「doda」が108.3%増で最も高かった。次が「リクナビNEXT」で36.8%増。「ランスタッド」は25.0%増、「エン転職」は22.9%増、「マイナビ転職」は2.4%増だった。
自動運転レベル3(条件付き運転自動化)の市販化に向けた取り組みが進む自動運転業界において、AI(人工知能)やセンシング、位置特定などの技術を開発するエンジニアが求められている。大手自動車メーカーをはじめ、部品メーカー、センサーやシステムを開発するベンチャー企業などが随時人材を募集するなど、職種の幅も広がっているという。
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