シーイーシーは、製造現場向けの作業者支援システム「SmartFollow」の提供を開始した。設備の稼働情報を、モバイル端末を介して作業者に通知できるため、設備故障の際に発生する指示待ちや修理待ちなどのロスを防ぎ、設備稼働率を向上する。
シーイーシーは2018年7月11日、製造現場向けの作業者支援システム「SmartFollow」の提供を開始した。価格は、サイトライセンスの場合は10ユーザー280万円(税込み)で、スマートフォン端末(Androidのみ対応可)、初年度の保守サポート費用を含む。
SmartFollowは、工作機械やロボット、PLCなど製造現場設備の稼働情報を、スマートフォンやスマートウォッチなどのモバイル端末を介して管理者や作業者に通知する。緊急度、優先度の高いインシデントを必要とする人に通知でき、設備故障、チョコ停などへの迅速な対応が可能になり、これまで問題が発生するたびに生じていた指示待ちや修理待ちといったロスを防いで設備稼働率を向上する。
インシデントごとに通知先の作業員を設定可能で、端末画面上で作業者の範囲やレベル、作業対応の可否判断などを確認して、工場全体で進捗が共有できる。対応が完了していない場合は、繰り返し通知するなど、対応の漏れや遅れを防止する。
また、さまざまなメーカーに対応する設備稼働監視、実績管理システム「Facteye(ファクティエ)」と連携できるため、国内主要メーカーのロボットやCNCに幅広く対応できる。Facteye以外にも他社製のIoT(モノのインターネット)ツールや生産設備、既存システムと連携でき、工場全体の可視化、自動化への取り組みを支援する。
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