AIのWatsonについては「既に7割近いマインドシェアをいただいており、ビジネスでも圧倒的シェアを獲得したい」(日本IBM 執行役員 ワトソン&クラウドプラットフォーム事業部長の吉崎敏文氏)としており、クラウドに比べて他社に先行できている状況だ。
ここでさらに他社に差をつけるために投入するのが「Watson Data Platform」である。吉崎氏は「Watson導入プロジェクトで用意されているデータの内、すぐに利用可能なのはその30%程度にすぎない。Watson Data Platformにより、AI時代に求められるデータイニシアチブを実現できるようにしたい」と語る。
Watson Data Platformでは統合分析環境サービスの「Data Science Experience(DSX)」と、オンプレミスやクラウドにあるデータを見つけてカタログ化する「Data Catalog」を既に提供している。また、DSXでの分析を可能とするようなデータ加工を行う「Data Refinery」、ダッシュボードとレポート作成によって可視化を行う「Dynamic Dash Board」はβ版を提供中だ。
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