プロセスエラーを特定し、読み取り率とスループットを最大化する画像システム:FAニュース
コグネックスは、プロセスエラーを迅速に特定し、読み取り率とスループットを最大化する画像システム「Cognex Explorer Real Time Monitoring」を発売した。現場管理者の迅速な修正措置や工程の最適化に貢献する。
コグネックスは2017年9月25日(米現地時間)、プロセスエラーを迅速に特定し、読み取り率とスループットを最大化するシステム「Cognex Explorer Real Time Monitoring(RTM)」を発売した。
RTMは、バーコード品質の傾向やバーコードリーダーの設定変更を監視し、工業用ハンドヘルド型バーコードリーダー「DataMan」で収集したデータを集計する。その傾向をレポートし、施設全体へフィードバックすることで、読み取り率の低下原因や障害の状況を迅速に特定する。監査ログやヒートマップがオンライン表示されるため、現場管理者は迅速に修正措置や工程の最適化に取り組める。
また、スマートファクトリーやIndustry 4.0環境もサポート。DataManセットアップツールを使用して最大20台のDataManリーダーを構成可能で、その結果をブラウザベースのインタフェースでモニタリングできる。RTMから提供されるパフォーマンス統計は、PCやタブレット、スマートフォンを使って施設内のさまざまな場所で確認できる。
「Cognex Explorer Real Time Monitoring」(クリックで拡大) 出典:コグネックス
- マシンビジョンとは何か?
製造現場のプロセス自動化や品質向上に役立つマシンビジョンの基礎知識をお伝えする本連載。第1回は、マシンビジョンとは何かを解説するとともに利点について紹介する。
- 製造現場における画像処理【前編】
製造現場における画像処理技術とは何か? その特徴や導入時のポイントなどをきちんと理解し、生産性向上に役立てていきましょう。連載第5回のテーマは「製造現場における画像処理」についてです。具体的に画像処理が製造現場で効果的に利用されている実例を紹介します。
- 画像処理でできること
製造現場における画像処理技術とは何か? その特徴や導入時のポイントなどをきちんと理解し、生産性向上に役立てていきましょう。連載第2回のテーマは「画像処理でできること」です。画像処理の利用が最も盛んな工場での製造工程を例に、「GIGI」というキーワードに沿って解説していきます。
- キヤノンが“ばら積みピッキング”の次に狙うのは“ロボットアームの目”
キヤノンは「Canon EXPO 2015 Tokyo」において、2014年に新規参入したマシンビジョンの新たな技術展示などを行った。
- スマートファクトリーがいよいよ現実解へ、期待される「見える化」の先
ドイツのインダストリー4.0がきっかけとなり関心が高まった、IoTを活用したスマートファクトリー化への動きだが、2017年は現実的成果が期待される1年となりそうだ。既に多くの実証成果が発表されているが、2017年は、実導入ベースでの成功事例が生まれることが期待される。
- 品質保証の体制をIoTでカイゼンする
日本型モノづくりの象徴ともいうべき「トヨタ生産方式」。本連載では多くの製造業が取り入れるトヨタ生産方式の利点を生かしつつ、IoTを活用してモノづくりを強化するポイントについて解説していきます。第3回となる今回は、品質保証体制へのIoT活用のポイントについて紹介します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.