JIG-SAWグループ、バイテックホールディングス、バイテックグループは、IIoT分野で業務提携することを発表した。IIoTプラットフォームの販売やマーケティング、製造業でのFAサービスにおいて提携する。
JIG-SAWグループは2017年10月18日、バイテックホールディングスおよびバイテックグループと、IIoT(Industrial Internet of Things)分野で業務提携すると発表した。バイテックグループの営業、顧客チャネルを活用し、JIG-SAWが提供する米Litmus AutomationのIIoTプラットフォームの販売やマーケティング、製造業でのFAサービスにおいて提携を進める。
今回の提携により、Litmus AutomationのIIoTプラットフォーム「Loop」「Loop Edge」で、さまざまなメーカーや規格の生産機器が接続可能になる。データ収集から解析までを一元化することで、導入各社は追加投資を抑えることができる。
また、バイテックグループが持つ大手製造企業との取引実績を軸にして、FAサービスを全国規模で展開する。製造業のシステム化や効率化に課題を持つ潜在的なユーザー企業に対し、IIoTソリューションを提供可能になる。
現在、多くの業態でIoTサービス導入が検討されているが、データ収集が単発であったり、実証実験段階で検討が終了することが少なくない。また、メーカーごとに機器やプロトコル、データフォーマットなどの仕様が異なるため、データの一元化が困難で、個別開発のための初期投資が膨らむという課題があった。
今後、両グループは、IIoT分野に向けたサービスや技術開発に取り組み、国内外のセンサーメーカーや産業機械メーカーとの連携によってFAのサービスモデルの構築を進める。2020年には100億円の売り上げを目指すとしている。
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