この他、plan01s向けのオプションサービスとして、SORACOM Air for セルラーの機能として、SORACOMプラットフォーム側でプログラマブルにSMSを送信できるAPI「SMS API」を追加した。SORACOMプラットフォームから送信するので、各地域内の安価な価格でSMSを送信できるとともに、認証されたオーナーからのみ送信できるのでセキュアでもあるという。
また、HLRの独自実装によってSIMを自社で発行できるようになったことから、SIM OSや認証などの基本機能の他に、SIM内のJavaアプレット実行環境を活用した拡張機能となる「SIMアプレット」の提供も始める。第1弾は、従来は得られなかったIoTデバイスの情報を取得する「SIM Local Infoレポート機能」だ。SIMアプレットと用いれば、マルチIMSI(International Mobile Subscriber Identity)によるデータ通信最適化も行えるという。
「SIMアプレット」の概要(クリックで拡大) 出典;ソラコム
Sigfox関連サービスを拡充
plan01s関連の他にも、2017年7月からサービスを始めた「SORACOM Air for Sigfox」の活用範囲を広げる施策として、非対応エリアでもSigfoxを利用できるようになるレンタル基地局の受付や、初期費用や1年間の通信費用を含めて6480円で販売する「Sigfox Shield for Arduino」の販売も開始するとしている。
ソラコムの新料金は従来比6分の1の月額50円!? LoRaWANの普及加速でも一手
ソラコムは、IoT向けデータ通信サービス「SORACOM Air for セルラー」に新たな料金体系として「Low Data Volume」を追加する。遠隔監視や動態管理など、通信を行うIoTデバイスの数が多い一方で、1個のIoTデバイス当たりの通信データ量が少ない用途に向ける。1カ月当たり50円程度で維持に抑えることも可能だという。