この他、plan01s向けのオプションサービスとして、SORACOM Air for セルラーの機能として、SORACOMプラットフォーム側でプログラマブルにSMSを送信できるAPI「SMS API」を追加した。SORACOMプラットフォームから送信するので、各地域内の安価な価格でSMSを送信できるとともに、認証されたオーナーからのみ送信できるのでセキュアでもあるという。
SMS APIは「普段はIoTデバイスをスリープモードにして消費電力を削減し、必要な時にSMSで起動する」「設定情報の投入」「コマンドの実行」などに利用できる。またIoTデバイスからの通信もSMSで行えば、SMSだけでIoTサービスを構築することも可能になる。plan01sでのみ利用可能で、2017年10月11日のリリースから一定期間はプライベートβ版としての提供となり、利用料金は無料だ。
また、HLRの独自実装によってSIMを自社で発行できるようになったことから、SIM OSや認証などの基本機能の他に、SIM内のJavaアプレット実行環境を活用した拡張機能となる「SIMアプレット」の提供も始める。第1弾は、従来は得られなかったIoTデバイスの情報を取得する「SIM Local Infoレポート機能」だ。SIMアプレットと用いれば、マルチIMSI(International Mobile Subscriber Identity)によるデータ通信最適化も行えるという。
plan01s関連の他にも、2017年7月からサービスを始めた「SORACOM Air for Sigfox」の活用範囲を広げる施策として、非対応エリアでもSigfoxを利用できるようになるレンタル基地局の受付や、初期費用や1年間の通信費用を含めて6480円で販売する「Sigfox Shield for Arduino」の販売も開始するとしている。
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