設備資産のデジタル管理一元化を目指すグローバルネットワーク構築で協業:製造マネジメントニュース
ドイツのBASFとSAP SEは、ビジネスパートナーとのグローバルネットワークを構築するプロジェクトを開始した。完全統合型かつ一元管理型の設備資産情報リポジトリ(貯蔵庫)の構築を目指す。
ドイツのBASFとSAP SE(SAP)は2017年8月29日、両社の協業により、ビジネスパートナーとのグローバルネットワークを構築するプロジェクトを開始した。
今回のプロジェクトでは、SAPのクラウドベースネットワーク「SAP Asset Intelligence Network」を利用する。これにより、複数のOEMメーカーやサービスプロバイダーが持つ設備資産関連のデータに接続できるようになる。データの一貫性と可用性を確実なものにするため、完全統合型かつ一元管理型の設備資産情報リポジトリ(貯蔵庫)の構築を目指す。
拠点、工場、生産プロセスの最適化に取り組むBASFは、設備資産について単一の情報源を構築することで、設備資産のライフサイクルを通じたエンジニアリングや保守プロセスの効率化を進める。BASFでは、統合型のデジタルアプローチをビジネスパートナーとともに導入することで、最新情報に容易にアクセスし、迅速で適切な意思決定が可能になり、設備資産の有効活用につながるとしている。
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