伊藤忠テクノソリューションズは、ウイングアーク1stと協業し、製造業のDXを支援するサービスの提供を開始した。製造業DXの課題を整理し、システムの提案から実装までを一貫してサポートする。
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2025年5月29日、ウイングアーク1stと協業し、製造業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するサービスの提供を開始したと発表した。経営層や生産現場の担当者にヒアリングして製造業におけるDXの課題を整理し、解決に必要なシステムの提案から実装までを一貫してサポートする。
製造業でDXを推進するにはデータの一元化が重要になるが、各工場でのデータ分散や紙ベースの管理が課題となることが多い。
同サービスは、生産工程の進捗管理や品質管理、リアルタイム監視、不良原因の分析、各種管理事項の可視化など、製造業の業務を効率化してデジタル化を促進するものだ。ウイングアーク1stが提供する「DX構想サポートサービス」を活用して課題を整理した上で、CTCがウイングアーク1stの製品を含めて構想を策定し、具体的にシステム化を進める。
システム化は、PoC(Proof of Concept:概念実証)から要件定義、設計、構築、運用支援まで対応する。顧客が自社でシステム構築する場合には、並走しながら支援する。また、CTCのグループ会社であるCTCシステムマネジメントが提供するITシステム運用サービスを利用して、トレーニングや保守サポートも請け負う。
CTCには、ウイングアーク1stの製品を使ったシステム構築や運用の実績がある。今回のサービスによって顧客のDXに構想段階から携わり、システム構築の支援を強化する考えだ。
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