三菱自動車は、「ガイキンド インドネシア国際オートショー2017」において、次世代クロスオーバーMPV(多目的車両)「エクスパンダー」を世界初披露した。インドネシア西ジャワ州の新工場で年間8万台生産する計画で、インドネシアでは2017年秋から、ASEANなど一部地域に2018年初春から出荷する。
三菱自動車は2017年8月10日、「ガイキンド インドネシア国際オートショー2017」(プレスデー:2017年8月10日、一般公開日8月11〜20日)において、次世代クロスオーバーMPV(多目的車両)「エクスパンダー」を世界初披露した。インドネシア西ジャワ州の新工場で年間8万台生産する計画で、インドネシアでは2017年秋から、ASEANなど一部地域に2018年初春から出荷する。
三菱自動車は小型商用車とSUVでインドネシア市場で高いシェアを持つ。エクスパンダーの投入により、インドネシアでのプレゼンス拡大を図る。
エクスパンダーは、スタイリッシュで室内空間の広いMPVとタフでダイナミックなSUVを融合させた次世代クロスオーバーMPVとなる。三菱自動車の代表的なSUVである「パジェロスポーツ」の力強さや存在感、上質感を受け継ぎ、従来の小型MPVクラスにはないスタイリングを目指した。フロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を進化させて採用している。
従来の小型MPVより一回り大きくワイドなボディーサイズとすることで、インドネシアで販売される排気量1.5l(リットル)までの小型MPVとしては「クラストップの室内空間を実現した」(三菱自動車)。また、多人数乗車に適したレイアウトとし、乗員間の距離と幅、ヘッドクリアランスを十分に確保した。3列目では、良好な居住性と乗降性を実現する工夫を施した。車両の外形寸法は全長4475×全幅1750×全高1700mm。
軽量化を推進した高剛性ボディーと最適化したサスペンションにより、優れた操縦安定性と快適な乗り心地を両立している。さらにクラストップレベルの最低地上高205mmにより、未舗装路やスコール時も安心して走行できる。
パワートレインは静粛性向上など改良を実施した排気量1.5lの直列4気筒MIVECエンジンに、5速MTもしくは4速ATを組み合わせる。高速走行時や渋滞時の燃費に配慮しつつ、多人数乗車時や登坂時にも安定して走行できるようにした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.