ホンダ新型「シビック」、セグメントトップクラスの空間で「究極のFFスポーツ」車両デザイン(2/2 ページ)

» 2017年07月28日 06時00分 公開
[齊藤由希MONOist]
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究極のFFスポーツ「タイプR」

 タイプRは「究極のFFスポーツ」を目指した。プラットフォームは先代モデルに対しねじり剛性を38%向上するとともに、16kgの軽量化を図っている。シャシーはデュアルアクシスストラット式フロントサスペンションとマルチリンク式リアサスペンションを採用。アクティブダンパーシステムなど制御技術の進化により運動性能を大幅に向上させている。

タイプRの外観(左)インテリア(右)(クリックして拡大) 出典:ホンダ
タイプRのリアサスペンション(左)フロントサスペンション(右)(クリックして拡大) 出典:ホンダ

 パワートレインは、最高出力235kW、最大トルク400NmのタイプR専用となる排気量2.0lのVTEC TURBOエンジンを採用。低回転域から高トルクでハイレスポンスに立ち上がり、全開領域では高出力化を図っている。6速MTのローレシオ化や軽量シングルマス・フライホイールの採用により、加速性能も向上した。

 2017年4月に実施したドイツ・ニュルブルクリンク北コースでの走行テストでは、7分43秒80のラップタイムを記録し、先代モデルのタイムを7秒近く更新した。

タイプRの新旧モデルでのディメンションの変化 タイプRの新旧モデルでのディメンションの変化(クリックして拡大) 出典:ホンダ
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