安川電機は、高速性を追求したPCボードタイプコントローラー「MP3110」「MP3110M」を発表した。リアルタイムOSに対応し、ソフトモーションを採用することで、モーション制御の処理速度を上げている。
安川電機は2017年1月11日、高速性を追求したPCボードタイプコントローラー「MP3110」「MP3110M」を発表した。リアルタイムOSに対応し、同コントローラーとI/Oボードや画像ボードなどのデバイスとを同期させたモーション制御ができる。価格はオープンで、既に販売開始している。
Windowsと共存できるリアルタイムOSであれば、1台のPCでHMIとモーションの制御ができ、装置のコストダウンにつながる。また、ソフトモーションを採用し、モーション制御の処理速度を引き上げた。
さらに、PCI Expressバスに対応し、MP3110とPC上のアプリケーション間でバースト転送が可能になったため、MECHATROLINK-III対応機器を制御周期0.125msで制御するという高速化がかなった。なお、MP3110は1チャネル、MP3110Mは2チャネルのMECHATROLINK-III通信インタフェースを備えている。
ものづくりの仕組みが大きく変化し、ビッグデータを処理するPCの高速化が求められている。両製品はそうしたニーズに対応し、一般産業用機械をはじめ、半導体や液晶製造装置、電子部品実装機、金属加工機などに利用できる。
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