メンテナンス予測でダウンタイムを防ぐ新たな予知保全を提供FAニュース

ロックウェル・オートメーションは、予測分析ソフトウェアと機械学習アルゴリズム、専門家によるサービスを組み合わせた新たな予知保全を提供することを発表した。製造メーカーの施設内で発生する問題の解決を支援する。

» 2017年01月06日 07時00分 公開
[MONOist]

 ロックウェル・オートメーションは2016年12月12日、予測分析ソフトウェアと機械学習アルゴリズム、専門家によるサービスを組み合わせた新たな予知保全を提供することを発表した。

 同社の予知保全は、製造メーカーの工場内で発生する問題の解決を支援する情報ソリューションの最新製品。これらのソリューションは、同社の実装やクラウドモニターおよびオンサイトでの対応サービスを活用することで、製造工程に応じて縮小/拡大できる。

 また、機械の劣化やその原因などをオペレーターに通知し、ベストな是正措置を指示する。これにより障害が発生する前にメンテナンスニーズを予測し、必要な修復だけを実施できる。結果としてダウンタイムを防ぎ、生産性の向上につながる。

 さらに予知保全ソフトウェアでは、ダウンタイム発生前のパターンを学習し、機械学習エージェントが同じパターンを認識するようにトレーニングを実施する。エージェントは、新しいデータが生成されるとセンサーデータの全てを24時間追跡し、この特定されたパターンを検索する。他に、新しい故障モードを示す可能性のある変則的なパターンを見つけ出すことも可能だ。

 同社は、クラウドを介して予知保全ソフトウェアを導入するための統合サービスを提供する。例えばリモート・モニター・サービスでは、ソリューションを監視して重要な予防保守タスクを処理する。新しい障害モードが検出された場合は、予測アルゴリズムを変更して施設内で保守タスクを実行することもできるという。

 

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