インドで中低層建物向けエレベーターの新工場が稼働開始工場ニュース

三菱電機は、インドのMitsubishi Elevator Indiaの新工場が2016年9月15日に稼働したと発表した。新工場の年間生産能力は5000台で、中低層建物向けの「NEXIEZ-LITE」を中心に生産する。

» 2016年09月29日 07時00分 公開
[MONOist]

 三菱電機は2016年9月13日、インドのMitsubishi Elevator India(IMEC)の新工場が同月15日に稼働したと発表した。現地生産を開始することで同国での製品競争力を強化し、2020年度には5000台の販売を目指すという。

 新工場は約34.5億円を投資し、インドのカルナタカ州ベンガルールに建設した。敷地面積は8万9000m2で、総建築面積は2万5400m2。中低層建物向けのエレベーター「NEXIEZ-LITE(ネクシーズ ライト)」を中心に生産し、年間の生産能力は5000台となる。

 他に、現地調達部品の検証・評価を行う試験塔や、工事・保守の人材を育成するフィールド研修センターも備え、製品やサービスの安全性・品質の向上に努めるという。

 インドは、中国に次ぐ世界第2位の昇降機市場で、2015年には年間約4万8000台の新設需要があった(同社調べ)。三菱電機は、1995年に同国で事業を展開して以来、2012年にIMECを設立、2014年にはNEXIEZ-LITEを発売するなど、事業拡大を進めている。

photo 新工場外観
photo 三菱エレベーター「NEXIEZ-LITE」

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