高感度な水晶圧電方式を採用した力覚センサーの国内受注を開始FAニュース

セイコーエプソンは、6軸ロボットやスカラロボットのオプションとして商品化した力覚センサー「S250」シリーズの国内受注を開始した。センシング技術を用いた高感度な水晶圧電方式により、わずか0.1ニュートンの力を感知できる。

» 2016年06月28日 07時00分 公開
[MONOist]

 セイコーエプソンは2016年6月15日、6軸ロボットやスカラロボットのオプションとして、同月2日に商品化を発表した力覚センサー「S250」シリーズの国内受注を開始した。同社の6軸ロボット「C4/C8」シリーズと、スカラロボット「G/RS」シリーズに装着できる。

 S250シリーズは、高剛性であるとともに、センシング技術を用いた高感度な水晶圧電方式により0.1N(ニュートン)とわずかな力を感知できる。このことにより、製造現場での繊細な部品の組み立てや、結合部のすき間が少ない部品同士のはめ込みなど、高精度な技術を求められる作業での自動化が可能となった。

 例えば、個体ごとにネジ穴位置のバラつきがあった場合でも、ネジ穴を見つけて締めることができるという。力加減が難しい水平方向や斜めのネジ締め作業にも対応している。

 価格は69万〜72万円(税別)で、6軸ロボットやスカラロボット各種向けに6種類をそろえた。

photo 力覚センサー S250シリーズ

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