山洋電気は、簡単な操作で装置内の通風抵抗と風量を測定できる「San Ace エアフローテスター」を発売した。測定の結果を熱設計などのシミュレーションに使用することで、装置に最適なファンを的確に選定できる。
山洋電気は2016年4月11日、簡単な操作で、装置内の通風抵抗と風量を測定できる「San Ace エアフローテスター」を発売した。ラインアップは、風量範囲0.20〜8.00m3/minの「9AT2560S-0001」と7〜282CFMの「9AT2560A-0001」「9AT2560C-0001」の3種となる。
装置の熱対策には、装置内の通風抵抗や風量を測定し、最適なファンを選ぶ必要がある。これらを正確に測定するのは難しく、従来は風速から計算したシミュレーションに頼ってきたという。
San Ace エアフローテスターは、測定の結果を熱設計などのシミュレーションに使用することで、装置に最適なファンを的確に選定できる。本体は約6kgと軽量で、持ち運びが可能。測定のために大型装置を移動させる必要がなく、装置内の通風抵抗や風量を簡単に測定できる。
入力電圧は100〜240Vで、消費電力は最大260VA。いずれの型番も、各ノズルでの測定可能最大風量の±7%の測定精度を備えた。静圧測定範囲は、9AT2560S-0001/9AT2560C-0001が0〜1000Pa、9AT2560A-0001が0〜4.01inchH2Oとなっている。
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