富士フイルムは、製造ラインの製品検査や計測などで使用する、マシンビジョンカメラ用レンズ「FUJINON HF-12M」シリーズを2016年6月中旬に発売する。画面全域で2.7µmピクセルピッチに対応している。
富士フイルムは2016年3月15日、製造ラインの製品検査や計測などで使用する、マシンビジョンカメラ用レンズ「FUJINON HF-12M」シリーズを同年6月中旬に発売すると発表した。
HF-12Mシリーズは、画面全域で2.7µmピクセルピッチ(2/3型センサー・8メガピクセル相当)に対応した超高解像固定焦点レンズとなる。絞り値F4/撮影距離50cmの場合には、レンズ鏡筒部にあるF4指標に合わせることで、画像全域で2.1µmピクセルピッチよりも高い性能が得られるという。
また、FUJINONレンズ独自の高解像性能「4D High Resolution」により、画像の中心部から周辺部まで高い解像性能を保持。撮影距離や絞り値の変動に伴う、解像力低下を抑制できる。これにより、さまざまな設置・撮影条件下で、周辺部まで高解像な画像を可能にした。
ラインアップは、焦点距離8mm/12mm/16mm/25mm/35mmの5種。外径寸法はいずれもφ33mmで、スペースに限りのある設置環境にも対応できる。価格はオープンとなっている。
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