ホンダの高級車ブランド・アキュラの新デザインテーマは「量子の連続体」デトロイトモーターショー2016

ホンダは、「北米国際自動車ショー2016」において、高級車ブランド・アキュラの新たなデザインの方向性を示すコンセプトカー「Acura Precision Concept」を公開。デザインテーマは「quantum continuum(量子の連続体)」だ。

» 2016年01月15日 06時00分 公開
[朴尚洙MONOist]

 ホンダは2016年1月12日(米国時間)、「北米国際自動車ショー2016」(一般公開日:2016年1月16〜24日、米国ミシガン州デトロイト)において、高級車ブランド・アキュラの新たなデザインの方向性を示すコンセプトカー「Acura Precision Concept」を公開した。

「北米国際自動車ショー2016」で公開された「Acura Precision Concept」 「北米国際自動車ショー2016」で公開された「Acura Precision Concept」(クリックで拡大) 出典:ホンダ
「Acura Precision Concept」のフロントフェイス「Acura Precision Concept」のサイドビュー「Acura Precision Concept」のリヤクォータービュー 「Acura Precision Concept」のフロントフェイス(左)、サイドビュー(中央)、リヤクォータービュー(右)(クリックで拡大) 出典:ホンダ
「Acura Precision Concept」の内装 「Acura Precision Concept」の内装(クリックで拡大) 出典:ホンダ
「Acura Precision Concept」のLEDヘッドランプ「Jewel Constellation」 「Acura Precision Concept」のLEDヘッドランプ「Jewel Constellation」(クリックで拡大) 出典:ホンダ

 Acura Precision Conceptは、アキュラブランドの中心的価値である「Precision Crafted Performance」を具現化すべく、カリフォルニア州にあるホンダのアキュラデザインスタジオが設計した。外観は、低く広く構えたスタンス、長いフロントノーズ、深く掘り込まれたサーフェス、そして「Diamond Pentagon」と呼ぶフロントグリルが特徴となっている。

 LEDヘッドランプは、有機的なフラクタル図形から構成される「Jewel Constellation」となっており、LEDリヤランプも浮き上がるようなデザインになっている。

 デザインテーマは「quantum continuum(量子の連続体)」だ。センターピラーのない車両構造と観音開きのサイドドアにより、サイドシルから内装にかけてシームレスにつながるかのようなデザインになっている。

センターピラーのない車両構造と観音開きのサイドドア センターピラーのない車両構造と観音開きのサイドドア(クリックで拡大) 出典:ホンダ

 外形寸法は全長5181×全幅2133×全高1320mmで、ホイールベースは3098mm。アキュラブランドのフラッグシップセダンである「RLX(日本名:レジェンド)」が全長4982×全幅1890×全高1465mm、ホイールベースが2850mmなので、全長が約200mm、全幅が約250mm大きく、全高は約150mm低い。ホイールベースは約250mm拡大している。

 なおAcura Precision Conceptは、アキュラの中核デザイナーであるMichelle Christensen氏とJohn Norman氏が担当した。両氏は、アキュラブランドに新たに加わる新型「NSX」のデザイナーでもある。

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