高速・高精度な小型ロボットシリーズとコントローラーを開発FAニュース

安川電機は、可搬質量4〜24kgに対応する小型ロボット「MOTOMAN-GP」シリーズと、世界各地の電圧・安全規格・仕様に対応したロボットコントローラー「YRC1000」を開発した。

» 2015年12月14日 07時00分 公開
[MONOist]

 安川電機は2015年12月1日、可搬質量4〜24kgに対応する小型ロボット「MOTOMAN-GP」シリーズを開発したと発表した。同時に、世界各地の電圧・安全規格・仕様に対応したロボットコントローラー「YRC1000」も開発した。

 MOTOMAN-GPシリーズは、従来の最高速度制限を撤廃し、加減速制御を改善することで、加減速時間を大幅に短縮した。また、新しい軌跡制御を採用し、軌跡誤差を同社従来機に比べて80%低減。これにより、テスト運転・プレイバック時も同一軌跡で動作できる。

 アーム部分には周辺機器との干渉が少ないスリムアームを搭載し、広い動作範囲を可能にした。給電ケーブルは1本のため、セットアップ時間を短縮できる。断線時には、プログラミングペンダント上で異常箇所を瞬時に表示するなど、高いメンテナンス性も備えた。

 主に、自動車・機械関連部品、携帯電話、PC関連、家電機器などの組み立て・搬送・研磨用途に対応し、発売は2016年6月の予定だ。

photo 「MOTOMAN-GP8」と「YRC1000」コントローラー

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