3D Builderで保存したSTLファイルを、パーソナル3Dプリンタ「ダヴィンチ Jr. 1.0」で出力していきます。本稿では、STLファイルを一度、専用ソフトウェア「XYZware」の独自フォーマットである「3W」ファイルに変換してからプリントを開始します。
なお、XYZwareは2015年7月末に大幅なアップデートが行われています。詳細については、こちらのニュース記事を参照してください。
STLから3Wフォーマットへの変換は、XYZwareのメニュー[書き出す]で行います(画像16)。これで3Dプリントを行う準備ができました。
後は、[印刷]ボタンを押すだけです。印刷が完了するまでしばらく待ちます。
印刷が正常に完了すると、本連載でおなじみの「てんとうむし(人形)」が出力されます(画像18)。
今回もてんとうむしの人形をスキャンしましたが、本稿の冒頭で紹介した動画のように、3D BuilderとKinect for Windowsの組み合わせで、人物をスキャンすることも可能です。
しかし、実際に人物スキャンを行うには、スキャナ(Kinect for Windows)もしくは人物を回転させる必要があり、そのためには広い場所や回転台(できれば自動)が必須となります。もし、そのような場所や装置を手配できるのであれば、ぜひ人物スキャンにも挑戦してみてください。
今回は、3D Builderが備える「Kinect for Windows v2」を活用した3Dスキャン機能と、スキャンした3Dモデルの修正、3Dプリントまでの流れを紹介しました。次回は、Kinect for Windows以外のセンサーを使った3Dスキャンについて取り上げます。お楽しみに! (次回に続く)
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