XYZプリンティングジャパンは、パーソナル3Dプリンタ「ダヴィンチ」および「ダヴィンチ Jr.」シリーズ向け専用ソフトウェア「XYZware」「XYZscan」(Windows版)の最新バージョンの提供開始と、両3Dプリンタ製品シリーズの「Windows 10」対応を発表した。
台湾New Kinpo Group傘下のXYZprintingの日本法人であるXYZプリンティングジャパンは2015年7月30日、パーソナル3Dプリンタ「ダヴィンチ」および「ダヴィンチ Jr.」シリーズ向け専用ソフトウェア「XYZware」「XYZscan」(Windows版)の最新バージョンの提供開始と、両3Dプリンタ製品シリーズの「Windows 10」対応を発表した。
XYZwareの最新バージョン「2.1.1.2」では、ユーザーインタフェースを一新し、操作性を向上させた。また、使用メモリ量を低減し、3Dデータのロードやスライス処理の負荷を軽減。同時に、スライス処理にかかる時間の短縮(最大80%)や印刷品質の向上なども図られている。他にも、自動的に追加されるサポート材のしきい値を変更し、立ち上がり角度が45度を下回る箇所のみになった。
一方、XYZscanの最新バージョン「1.4.11」では、マルチスキャン機能が追加された。最初にスキャンした状態とは異なる角度で対象物を再スキャンし、2つのスキャン結果を統合できるようになった。これによりスキャンデータの品質が向上するという。ちなみに、XYZscanも将来のバージョン(2.0予定)でユーザーインタフェースの改善が予定されている。
また、ダヴィンチおよびダヴィンチ Jr.シリーズが、Windows 10に対応。Windows 10のコントロールパネル内の「デバイスとプリンター」画面に、両シリーズが表示され、管理できるようになった。最新の3Dプリンタドライバは、Windows Updateにより自動的にインストールされるため、新しい3Dプリンタの機能を快適に利用できるようになるという。さらに、マイクロソフト製3Dモデリングソフトウェア「3D Builder」からの直接出力にも対応した。
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