ExtraBoldは、カーボンリサイクル素材「CR LIMEX」と大型3Dプリンタで、アーティストの井村一登氏による直径2547.19mmのアート作品「bulbocodium」の制作に技術協力した。
ExtraBoldは2026年2月25日、アーティストの井村一登氏による大型アート作品「bulbocodium」の制作で、3Dスキャン、データ設計、大型3Dプリントなどの技術協力を行ったと発表した。作品のサイズは、高さ2130.24mm、直径2547.19mm、重量約70kgだ。同作品は、同年3月7〜8日の2日間、東京ミッドタウンのアトリウム(ガレリアB1)で展示される。
作品の造形には、同社が開発したFGF(Fused Granular Fabrication)方式の大型3Dプリンタ「EXF-12」と、協働ロボット型3Dプリンタ「REX-BUTLER」を利用した。FGF方式は樹脂ペレットを直接溶融して積層するため大型造形に適しており、材料選択の自由度が広い。
同プロジェクトでは、身体の3Dスキャンデータを基に、複雑な格子状の幾何学パターンが連続する有機的な曲面構造の形状を、デジタル設計によって調整した。
材料には、TBMが開発したカーボンリサイクル素材「CR LIMEX」を採用した。同素材は、工場の排気ガスに含まれるCO2とカルシウム含有廃棄物を化学合成させて生成する。デジタル製造技術と環境配慮型素材の組み合わせにより、持続可能なアート制作の可能性を示した。
同社は制作の初期段階から参画し、材料選定や実現性の検討、3Dデータ化、プリント、組み立て、仕上げまでを支援した。今後もリサイクル材やバイオマス素材を活用した循環型ものづくりを、アート、建築、製造業など各種分野で推進する方針だ。
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