マツダのコンセプトカー「越(KOERU)」は「既存の概念や枠組みを越える」 : フランクフルトモーターショー2015
マツダは2015年8月7日、「フランクフルトモーターショー2015」(一般公開日:9月17〜27日)において、スポーティーで洗練されたスタイリングおよび走りをもつクロスオーバーSUVのコンセプトモデル「マツダ越KOERU」を世界初公開すると発表した。
マツダは2015年8月7日、「フランクフルトモーターショー2015」(一般公開日:9月17〜27日)において、スポーティーで洗練されたスタイリングおよび走りをもつクロスオーバーSUVのコンセプトモデル「マツダ越KOERU(以下、マツダ越)」を世界初公開すると発表した。
マツダ越は、「既存の概念や枠組みを越える」ことを目標に、成長を続けるクロスオーバーSUV市場に向けたマツダの新たな挑戦を示すコンセプトカーだ。「デザインテーマの『魂動(こどう)』をベースに、野生動物のような力強い生命感のある造形を追求するとともに、研ぎ澄まされた品格の表現にも注力し、デザイン表現の進化を図った」(同社)としている。
「マツダ越KOERU」のデザインスケッチ(クリックで拡大) 出典:マツダ
また、新世代技術「SKYACTIV」も最新のものを採用することで、走る歓びと優れた環境性能を高次元で両立しているという。
同社はこれまで、魂動とSKYACTIVを全面採用する新世代商品のクロスオーバーSUVとしては、欧州の車両サイズでCセグメントの「CX-5」、Bセグメントの「CX-3」を展開している。しかし、CX-5より大型の「CX-9」については2007年の発売から8年経過した現在もフルモデルチェンジを行っていない。
2012年9月発表の「CX-9」の改良モデル。フロントフェイスは「魂動」デザインを採用している(クリックで拡大) 出典:マツダ
今回のマツダ越は、新型CX-9をイメージしたコンセプトカーである可能性が高い。
「NDロードスター」は「魂動デザイン」のセンター中のセンター
2012年2月発売の「CX-5」以降、「アテンザ」、「アクセラ」、「デミオ」と新世代商品の販売が好調なマツダ。その商品力を支えるデザインテーマ「魂動(こどう)−Soul of Motion」を生み出した、同社執行役員 デザイン本部長の前田育男氏に、魂動デザインを導入した意図や、今後のマツダデザインの方向性について聞いた。
「魂動デザイン」は足し算ではなく引き算
車両デザインを通して、「デザイン」の意味や価値を考えていく本連載。第1回はマツダの「魂動(こどう)デザイン」を取り上げる。「CX-5」と「アテンザ」の“大幅改良”から、魂動デザインが目指すものが見えてきた。
「魂動デザイン」は販売店にも価値を生み出しているのか
車両デザインを通して、「デザイン」の意味や価値を考えていく本連載。第2回は、第1回に引き続きマツダの「魂動(こどう)デザイン」を取り上げる。高い評価を得ている魂動デザインだが、販売店にとってどのような価値があるのだろうか。小型SUV「CX-3」のインプレッションと併せて紹介する。
「CX-3」のシャープな外観を生み出した3Dスケッチは「挑戦的アプローチ」
マツダの小型SUV「CX-3」の外観デザインは、同社の新世代商品の中でも「シャープでモダン」とされている。このシャープでモダンなデザインは、従来の車両デザインとは異なる“3Dスケッチ”によって生み出された。
新型「デミオ」のベースモデル!? マツダがコンセプトカー「跳(HAZUMI)」を公開
マツダは、スイス・ジュネーブで開催される「第84回ジュネーブ国際モーターショー」(一般公開日2014年3月6〜16日)において、次世代コンパクトカーのコンセプトモデル「マツダ跳(HAZUMI)」と、小排気量のクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.5」を世界初公開すると発表した。
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