毎分20m以上の高能率加工が可能な切削用正面削りカッターFAニュース

三菱マテリアルは、高能率仕上げ切削用正面削りカッター「FMAX」を発売した。カッターボディにアルミ合金と特殊スチール合金を組み合わせることで、軽量化と高剛性を可能にした。

» 2015年04月05日 07時00分 公開
[MONOist]

 三菱マテリアルは2015年3月16日、高能率仕上げ切削用正面削りカッター「FMAX」を発売した。

 FMAXは、工具径125mm・24枚刃で、従来品以上の多刃設計を採用。アルミ合金などの非鉄金属をテーブル送り速度毎分20m以上で加工できる。また、インサートのすくい面上のボディプロテクタと内部クーラント効果により、切りくずを最適に排出し、カッターボディ表面の擦過損傷を抑制できる。

 さらに、カッターボディにアルミ合金と特殊スチール合金を組み合わせることで、軽量化と高剛性をかなえた。高速回転にも対応し、ダブテイル拘束(逆テーパ溝形状)構造で遠心力方向へのインサートの飛び出しを防止できる。

 インサートの最大再研磨量は、切れ刃正面側・外周側とも0.6mmで、使用状態に適した再研磨に対応できる。インサートの振れ精度調整機能により、高精度なセッティングも容易にできるという。

 カッターボディの標準価格は、17万2000円〜41万3000円となる。

photo 切削用正面削りカッタ「FMAX」

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