今回、あらためて思ったのは、審査って本当に難しいなということです。皆さんから寄せられた作品にどれだけの思いや時間が費やされてきたのか、それを想像するだけで「責任」という2文字がずしりと肩にのしかかってきます。もしかすると、結果に不満や疑問があるかもしれませんが、審査員一同、公平に冷静に審査を行いました。その点、ご理解いただけると幸いです。
最後に、技術審査員である水野さんの評価が高かった作品と、3Dモデラボ事務局で評価の高かった作品を2つ、特別表彰したいと思います(特に副賞はありませんが……)。
今回、技術審査員として全部門の審査にご協力いただいた水野さんが最も高得点(30点満点中29点)を付けた作品は……、
masa_4dcさんの「ブロッコリースタンド-kine」です!!
「技術力あるで賞」おめでとうございます!
水野さんは次のようにコメントしています。
ブロッコリーを木に見立て、その根っこを食器にというアイデアをきれいな流れのある食器らしい形状に仕上げた作品です。「Rhinoceros」を使用しているとのことで、その形状もきれいで上品な流れを実現しているようにも思います。3Dプリンタでの造形はもちろん可能ですが、食器らしい素材で造形されたものを使ってみたいですね(水野さん)。
続いて、モデラボ事務局が最高得点を付けた作品を紹介しましょう! 「面白いで賞」受賞作品は……、
RyoRyoさんの「アイウェア」です!!
おめでとうございます!!
タイトルとモノのギャップが秀逸です。使い勝手を無視した思い切りでふざけ切ったかと思いきや、文字デザインなどはしっかりとしていて素晴らしいと思います。目の前から「愛」を全力で強調した人が歩いてくると想像しただけでワクワクしてきますね(3Dモデラボ事務局)。
今回のコンテストで、部門を越えて最も印象に残った作品はこれでした。過去と現代の融合。目立ちたい方はもちろん、歴史好きな方、漢字が好きな海外の方の心をつかむ光景が目に浮かびます。また、3Dプリンタでのモノづくりは「1品もの」を作るのにも適していますので、これ以外にもいろんなバリエーション展開が可能ではないでしょうか(3Dモデラボ事務局)。
以上、第2回 3Dモデリングコンテストの結果発表でした!
そして、次回……「兜デザインコンテスト」開催決定!!
テーマは、「伝統的な兜デザイン×3Dプリンティング」と「現代から未来の兜」の2つ。エントリー期間は2015年4月7日〜6月16日までです! 詳しくは、兜デザインコンテストの告知ページをご覧ください! 皆さんからの挑戦お待ちしております。
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