「CX-3」はクリーンディーゼル専用車に、全高は1550mmで機械式立駐に対応 : エコカー技術 (2/2 ページ)
CX-3の外形寸法は全長4275×全幅1765×全高1550mmで、ホイールベースは2570mm。車両重量は、最も軽い2WDのSKYACTIV-MTモデルで1240kg、最も重いi-ELOOPを装着した4WDのSKYACTIV-DRIVEモデルで1340kgとなっている。
サイズは全長4060×全幅1695×全高1500mmのデミオよりも一回り大きくなった。全幅は1700mmを上回っているため3ナンバーとなる。ただし、全高は1550mmで、機械式立体駐車場の高さ制限にギリギリ収めることに成功した。
またボディカラーに新色の「セラミックメタリック」を追加した。「精密に研ぎ澄まされた金属感や精密な硬質感を表現し、光によって表情が変化する」(同社)という。
「セラミックメタリック」の「CX-3」(クリックで拡大) 出典:マツダ
この他、運転支援システム「i-ACTIVSENSE」や、「Heads-up Cockpit」コンセプトに基づくHMI(Human Machine Interface)、車載情報機器プラットフォーム「Mazda Connect(マツダコネクト)」など、新世代商品に採用した技術を全て搭載している。
なおマツダコネクトは、2015年1月に大幅改良したアテンザと「CX-5」から、カーナビゲーションを中心にバージョンアップを図っている。
「マツダコネクト」の機能概要(クリックで拡大) 出典:マツダ
「魂動デザイン」は足し算ではなく引き算
車両デザインを通して、「デザイン」の意味や価値を考えていく本連載。第1回はマツダの「魂動(こどう)デザイン」を取り上げる。「CX-5」と「アテンザ」の“大幅改良”から、魂動デザインが目指すものが見えてきた。
「NDロードスター」は「魂動デザイン」のセンター中のセンター
2012年2月発売の「CX-5」以降、「アテンザ」、「アクセラ」、「デミオ」と新世代商品の販売が好調なマツダ。その商品力を支えるデザインテーマ「魂動(こどう)−Soul of Motion」を生み出した、同社執行役員 デザイン本部長の前田育男氏に、魂動デザインを導入した意図や、今後のマツダデザインの方向性について聞いた。
小排気量クリーンディーゼルの開発、最大の難関は経営陣の説得だった
マツダの新型「デミオ」に採用された排気量1.5l(リットル)のクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.5」は、排気量2.2lの「SKYACTIV-D 2.2」の発表から3年足らずで開発された。新世代技術「SKYACTIV」に基づくパワートレインの開発を統括する仁井内進氏に、SKYACTIV-D 1.5の開発の背景や、今後のパワートレイン開発の方向性などについて聞いた。
新型「アクセラ」から始まる、マツダのコックピット/コネクティビティ革新
マツダが2013年10月10日から予約販売を開始した新型「アクセラ」は、新たなコックピットコンセプト「Heads-Up Cockpit(ヘッズアップコクピット)」と、スマートフォンとの連携機能を特徴とした車載情報機器「Mazda Connect(マツダコネクト)」を搭載している。その狙いについて、同社商品本部 本部長の梅下隆一氏に聞いた。
ディーゼルノック音を10dB低減する技術、「CX-3」に搭載
マツダは、ディーゼルエンジン特有のノック音を大幅に低減する「ナチュラル・サウンド・スムーザー」を開発。2015年2月末に日本市場で発売予定の新型コンパクトクロスオーバーSUV「CX-3」のクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.5」に採用する。
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