マツダの新開発の小型SUV「CX-3」は、排気量1.5l(リットル)のクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.5」専用車となり、JC08モード燃費は25.0km/lを達成した。全高は1550mmで、機械式立体駐車場の高さ制限に収められている。
マツダは2015年2月27日、新開発の小型SUV「CX-3」を発表し、同日から国内販売を開始した。新世代技術「SKYACTIV」とデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面的に採用した新世代商品の第5弾となる。排気量1.5l(リットル)のクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.5」専用車となり、2WDのマニュアル変速機搭載モデルで25.0km/lのJC08モード燃費を達成した。税込み価格は237万6000~302万4000円。自動車重量税、自動車取得税が免税となる他、政府の「クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金(CEV補助金)」により、13万~16万円の購入補助が得られる。月間販売台数目標は3000台。
グレードは、ベースグレードの「XD」、中位の「XD Touring」、上位ドの「XD Touring L Package」の3つを用意。先述した通りエンジンはSKYACTIV-D 1.5だけだが、トランスミッションについては、全てのグレードで6段変速の自動変速機「SKYACTIV-DRIVE」とマニュアル変速機「SKYACTIV-MT」の両方を用意した。さらに。2015年1月に大幅改良した「アテンザ」から採用している四輪駆動システム「i-ACTIV AWD」も全グレードに設定した。
SKYACTIV-D 1.5の最高出力は77kW(4000rpm)。最大トルクは270Nm(1600~2500rpm)で、排気量2.5lガソリンエンジンと同等以上とする。SKYACTIV-D 1.5は、2014年9月発売の「デミオ」から既に採用されているが、CX-3では、ディーゼルエンジンのノック音を抑制する「ナチュラル・サウンド・スムーザー」を新たに搭載し、市街地における低速走行時などの静粛性を高めた(関連記事:ディーゼルノック音を10dB低減する技術、「CX-3」に搭載)。
JC08モード燃費は、2WDのSKYACTIV-MTモデルで25.0km/lを達成した他、4WDのSKYACTIV-MTモデルで23.4km/l、2WDのSKYACTIV-DRIVEモデルで23.0km/l、4WDのSKYACTIV-DRIVEモデルで21.0km/となっている。さらに、XD TouringとXD Touring L PackageのSKYACTIV-DRIVEモデルでは減速エネルギー回生システム「i-ELOOP」の装着も可能で、2WD、4WDとも燃費0.2km/l向上する。
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