製鉄機械設備の全工程をカバーする合弁会社設立製造マネジメントニュース

三菱重工と独シーメンスは、英国に合弁会社「Primetals Technologies」を設立した。両社の製鉄機械部門の事業を統合させることで、全世界の製鉄機械産業をカバーする企業として、事業を展開する。

» 2015年01月27日 08時00分 公開
[MONOist]

 三菱重工業(以下、三菱重工)は2015年1月7日、独Siemens AG(以下、シーメンス)と製鉄機械事業の合弁会社設立の手続きを完了したと発表した。両社の製鉄機械部門の事業を統合させることで、全世界の製鉄機械産業をカバーする企業として、事業を展開する。

 新会社の社名は「Primetals Technologies(プライメタルズ テクノロジーズ)」(以下、プライメタルズ)で、本社は英国ロンドン。出資比率は、三菱重工の連結子会社である三菱日立製鉄機械が51%、シーメンスが49%で、従業員数は9000名となる。

 主な事業内容は、高炉、電炉、連続鋳造設備、熱間・冷間圧延設備、プロセス設備などの製鉄機械全般に関する開発・設計・調達・製造・販売・アフターサービスなど。両社の事業部門が融合したことで、新会社では、アルミニウムなどの非鉄金属関連も含めた製鉄機械設備の製造からメンテナンスまで、一貫したサービスの提供を行うという。

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