デスクトップ型のフルカラー3Dプリンタ「CubePro C」発表3Dプリンタニュース

米3D Systemsは、英botObjectsの買収を発表すると同時に、botObjectsが保有する熱溶解積層法によるフルカラープリント技術を用いたデスクトップ型の3Dプリンタの新製品「CubePro C」を発表した。

» 2015年01月08日 13時00分 公開
[MONOist]

 米3D Systemsは2015年1月5日(米国時間)、英国の3DプリンタメーカーであるbotObjectsの買収を発表すると同時に、botObjectsが保有する熱溶解積層法によるフルカラープリント技術を用いたデスクトップ型の3Dプリンタの新製品「CubePro C」を発表した。

 CubePro Cの販売価格は4990米ドルを予定。米ラスベガスで開幕した「2015 International CES」の3D Systemsブース内で展示しているという。

 botObjectsは、フルカラープリントを実現するため、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、ホワイト(CMYKW)の5色のプラスチック樹脂を収めたカートリッジシステムを独自に開発。5色のプラスチック樹脂を混合して任意の色を作り出しながら3Dプリントできる技術を保有していた。今回発表されたCubePro Cは、botObjectsの技術を採用した製品となる。

 CubePro Cの最小積層ピッチは25μmで、最大造形速度は175mm/秒。ABS樹脂とPLA樹脂をサポートする他、サポート材としてPVAの利用も可能だという。

「CubePro C」と出力サンプル 「CubePro C」(左)と出力サンプル(右)

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