YOKOITO、最大2000mm級の部品を一体造形できる3Dプリンタを導入3Dプリンタニュース

YOKOITOは、最長2000mmの大型部品を分割せずに成形できる超大型SLA方式3Dプリンタを導入した。自動車のランプユニットや流体視認モデルなど、大型かつ高精度な透明パーツを一体造形できる。

» 2026年05月26日 09時00分 公開
[MONOist]

 YOKOITOは2026年5月12日、UnionTech製の超大型産業用SLA(光造形)3Dプリンタ「RsPro 1800」と中型機「LITE 600 2.0」を導入したと発表した。最長2000mmの部品を一体造形できる体制を構築し、自動車や産業機械分野における大型かつ高精度な造形ニーズに応える。

「LITE 600 2.0」(左)、「RsPro 1800」(右) 「LITE 600 2.0」(左)、「RsPro 1800」(右)[クリックで拡大] 出所:YOKOITO

 RsPro 1800は、最大1800×900×600mmの造形エリアを備え、対角線方向を利用することで2000mmを超える部品を成形できる。クリア材料「UTR-8100」を使用することで、分割接着による精度低下や強度の不安定化を回避し、大型の自動車ランプユニットや流体視認モデルを一体成形できる。

「RsPro 1800」によるクリア材料「UTR-8100」の成形例 「RsPro 1800」によるクリア材料「UTR-8100」の成形例[クリックで拡大] 出所:YOKOITO

 一方、LITE 600 2.0はABSライク材料「TUF-86」を用い、液面をμm単位で制御する。これにより、筐体部品や製造治具など、高精細な機能検証用パーツを生成できる。

「LITE 600 2.0」によるABSライク材料(ホワイト)「TUF-86」の成形例 「LITE 600 2.0」によるABSライク材料(ホワイト)「TUF-86」の成形例[クリックで拡大] 出所:YOKOITO

 同社は今回、国内最大級の一体造形環境を整えたことで、サイズの制約による開発の遅れを解消し、設計初期段階からの開発促進を図る方針だ。現在、これらの機体を活用した受託開発および造形サービスの拡充に向け、技術検証を進めている。

 今後は検証結果を基に、ヒューマンサイズ以上の受託開発や大型3Dプリントサービスを本格展開する予定だ。

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