UELは、3Dプリンタ用スライス処理ソフトウェアの最新バージョン「AMmeister V8.0」の提供を開始した。造形品質の安定化と作業負荷の軽減を目的に、肉厚の自動調整やサポート作成機能の改善を図った。
UELは2026年4月15日、3Dプリンタ用スライス処理ソフトウェアの最新バージョン「AMmeister V8.0」を同年3月30日から提供開始したと発表した。
AMmeister V8.0では、造形品質の安定化と作業負荷の軽減を目的に、肉厚の自動調整やサポート作成機能の改善を図った。これにより、造形準備に掛かる手間を削減するとともに、造形結果の再現性と信頼性が向上するという。
モデル底面のZ軸方向補正において、形状の肉厚に応じて補正量を自動調整する機能を強化した。これにより、従来手作業で行っていた細かな修正作業が不要となり、作業時間の短縮が可能となる。
サポート作成機能の改善では、サポート先端をモデルのスライスデータに接触させるためのアルゴリズムを導入した。モデルがサポートから脱落するなどの造形失敗リスクを低減し、安定した造形品質を実現する。
加えて、従来の「補正量のみ」をデータ名に付与する旧仕様を廃止し、補正データに対して統一した名称ルールを適用した。これにより、補正内容が一目で把握できるようになり、造形データ管理の効率化が図れる。
さらに、簡易断面クリップ機能を改善し、断面表示を維持した状態で他のコマンドを実行できるようになった。断面表示中でも形状の選択が可能となった他、複数断面の保存や呼び出しに対応したことで、形状チェックやサポート編集の柔軟性が高まり、作業スピードの向上が期待できる。
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