MUTOHホールディングス傘下の武藤工業は、米3D Systems製のプロフェッショナル向けプロダクション3Dプリンタ「ProX 200」と「ProX 500」の受注開始を発表した。
MUTOHホールディングス傘下の武藤工業は2014年11月4日、米3D Systems製のプロフェッショナル向けプロダクション3Dプリンタの受注を開始したことを発表した。
同社は、金属パウダーをレーザービームにより一層ずつ焼結して金属パーツを造形する“ダイレクトメタル”3Dプリンタ「ProX 200」と、耐久性の高いプラスチックやゴム素材を使い分けることで熱可塑性パーツを造形できる“粉末焼結(SLS)”3Dプリンタ「ProX 500」の取り扱いを行う。販売予定価格はProX 200が5980万円、ProX 500が4090万円である。
両機種により成型された造形物は、それぞれの素材特性を生かし、航空/宇宙や医療、電子機器、自動車のプロトタイプなどで、最終用途パーツとしてそのまま利用することが可能だという。ちなみに、造形サイズはProX 200が140×140×100mm、ProX 500が381×330×457mm。
同社は国内総代理店として、2006年より3D Systems社の3Dプリンタの取り扱いを開始。現在では、自社開発のパーソナル3Dプリンタ「Value 3D MagiX MFシリーズ」なども手掛け、パーソナルからプロフェッショナル向けまで幅広い3Dプリンタ製品を展開する。ショールームでは、新たにProX 200とProX 500がそれぞれ展示され、デモンストレーションなどが行われる。
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