「Android Auto」「CarPlay」両対応の市販カーナビが欧米で発売、日本は未定2015 CES

パイオニアは、「2015 International CES」において、「Android Auto」に対応する市販カーナビゲーションシステムを発表。Appleの「CarPlay」にも対応しており、2015年3月に北米市場に投入後、欧州やオーストラリアなどにも展開を拡大する計画。日本での対応時期は未定だ。

» 2015年01月08日 07時00分 公開
[朴尚洙,MONOist]

 パイオニアは2015年1月6日(米国時間)、消費者向けエレクトロニクスの総合展示会「2015 International CES」(2015年1月6〜9日、米国ネバダ州ラスベガス)において、Android端末と車載情報機器を連携して利用できるプラットフォーム「Android Auto」に対応する市販カーナビゲーションシステムを発表した。2015年3月に北米市場に投入後、欧州やオーストラリアなどにも展開を拡大する計画。日本市場における対応時期は「現時点で何も決まっていない」(同社広報)という。

 今回発表したのは、「NEX(Networked Entertainment eXperience)」の第2世代に当たる市販カーナビ「AVIC-8100NEX」と「AVIC-7100NEX」、ディスプレイオーディオの「AVIC-4100NEX」の3製品。いずれも7インチディスプレイを搭載している。価格はAVIC-8100NEXが1400米ドル、AVIC-7100NEXが1200米ドル、AVIC-4100NEXが700米ドル。

 パイオニアは、第1世代のNEXにおいて、Appleの「iPhone」を車載情報機器と連携して利用できる機能「CarPlay」に2014年初夏から対応していた(関連記事:パイオニアの市販カーナビが「CarPlay」に対応、2014年内に日本でも)。今回の3製品はCarPlayに加えてAndroid Autoにも対応する。

 Android Autoで利用できる機能は、Google Mapsを使ったカーナビゲーション、通話、音楽再生などで、これらの機能はGoogleの音声認識技術によって運転を妨げることなく操作することができる。Android端末との接続はUSBケーブルもしくはパイオニアの専用ケーブルを用いる。また、これら3製品と接続してAndroid Autoを利用するには、Android端末のバージョンが5.0以上である必要がある。

パイオニアの市販カーナビによる「Android Auto」の利用イメージ パイオニアの市販カーナビによる「Android Auto」の利用イメージ(クリックで拡大) 出典:パイオニア

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