産業用ロボットオフライン教示システム「Robotmaster」は、Mastercamの多彩なツールパス作成機能を利用し、各種産業用ロボットの動作プログラムを作成するオフラインティーチングシステム。今回、新たに不二越の軽量コンパクトロボット「MZ07」に対応した。
ゼネテックは2014年9月29日、3次元CAD/CAMシステム「Mastercam」上で動作する産業用ロボットオフラインティーチングシステム「Robotmaster」が、新たに不二越製ロボット(NACHI)に対応したと発表した。
Robotmasterは、Mastercamの多彩なツールパス作成機能を利用し、各種産業用ロボットの動作プログラムを作成するMastercamベースの「次世代型」オフラインティーチングシステム。カナダのJABEZ Technologiesが開発したもので、複雑な3次元的動作も短時間で正確なプログラミングができる。
また、初心者でも扱える直感的な操作性により、ロボットの動作プログラムの出力やティーチングペンタントによるオンラインティーチングでは困難なワーク、周辺構造物との干渉、リミットオーバーの検出・修正が簡単にできる。さらに、一度作成した動作プログラムを臨機応変に変更できる他、再利用も容易にできる。
既に、川崎重工・安川電機(MOTOMAN)・三菱電機・KUKA・ABBなど、国内外の複数のロボットメーカーをサポートしているが、今回、新たに国内主要ロボットメーカーの1つである不二越のロボット「MZ07」に対応した。MZ07は、世界最速とされる動作性能を誇る軽量コンパクトロボット。
価格は240万円からで、Mastercamを所有していない場合は別途購入が必要となる。同社では今後、パナソニック製ロボットのサポートなど、対応機種・機能をさらに拡充していくという。
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