納入時から国際標準に適合した校正が実施されていることを証明でき、流量計の購入とは別に必要だった初回のJCSS校正が不要になる。ILAC加盟国間で国際取引を行う場合にも、再校正の必要がない。
アズビルは2014年7月23日、国際標準ISO/IEC17025に準拠した校正結果であることを証明するJCSS校正証明書付き電磁流量計「MagneW 3000FLEX+」(マグニュー3000フレックスプラス)を販売開始した。
薬品・化学プラントでの微少流量計測やポンプの吐出能力性能検査などに使用される電磁流量計は、海外で販売する際、国際標準に適合した校正が求められている。また、自動車産業の品質マネジメントシステムの規格ISO/TS16949では、測定器の校正を外部に委託する場合、国際標準に適合した測定器の校正が必要とされる。
同社では、2011年にJCSS校正事業者として登録されると同時に、国際MRA対応認定事業者にも認定されている。そのため、今回販売するJCSS校正証明書付きの電磁流量計は、納入時から国際標準に適合した校正が実施されていることを証明できる。また、同社は、ILAC-MRA付きJCSS認定シンボルの入った校正証明書の提供も可能。これまで流量計の購入とは別に必要とされた初回のJCSS校正が不要になる他、ILAC加盟国間で国際取引を行う場合にも、再校正の必要がない。
初年度の販売目標台数は200台。また、販売後も定期的なJCSS校正の受託を見込んでいるという。現在販売中のMagneW 3000FLEX+の主要機種については、新たにJCSS校正を付加して提供する。
MONOist FAフォーラムのメールマガジンの配信をスタートしました。FAニュースをはじめ、PLCや産業用ネットワーク、産業用ロボット、インダストリー4.0など注目の話題をまとめてお届けしています。
ぜひ、メルマガ配信のご登録をお願い致します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.